グローリーは、業界で初めて画像識別・AI技術を活用した「海苔品質のデータ化と消費者への見える化」の実証実験を開始しました。
このAIニュースのポイント
- 海苔の品質は生産地ごとの検査員の目視による「等級」で表現されるが、目視による等級評価は検査員の負荷となり、課題に挙がっていた
- 海苔の検査業務効率化により、定量的な数値を活用により、海苔の等級の「見える化」と前後の工程を簡素化し、検査ラインの合理化が可能
- 検査結果をデータ化・共有化することで定量的な数値として品質が表現できるため、遠隔地からのリモート共販の実現が可能
グローリー株式会社は、業界で初めて画像識別・AI技術を活用した海苔色調検査機による「海苔品質のデータ化と消費者への見える化」の実証実験を開始したことを2023年9月20日に発表しました。今回使用する検査機は、センサーで撮影した海苔表面の色調などから品質を評価し「色スコア」により海苔の等級判別します。
現状、海苔の品質は生産地ごとの検査員の目視による「等級」で表現されるため、定量的な数値による等級表現ができていません。また、目視による等級評価は検査員に負荷がかかり、苔の等級評価の数値化と検査業務の合理化・効率化による検査員の負担軽減が求められています。さらに海苔を購入する商社においても、買付時に現地で海苔を目視で確認し、品質の判断を行っているため、目利きのできる人材を育成する必要があります。
今回の検査機により、海苔の等級の「見える化」が図れ、また色スコアを活用することで等級評価の均一化により検査業務の負担が軽減されます。そして、検査結果はデータ化・共有化が可能な定量的な数値として品質が表現できるため、遠隔地からのリモート共販の実現が可能となり、海苔流通の抜本的改革に貢献していきます。
出典:グローリー株式会社
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