NTTは、2024年8月に株式会社NTT AI-CIXを設立しました。「個別AI」から「連鎖型AI」の推進を通じて産業変革を目指します。
このニュースのポイント
- NTTが「株式会社NTT AI-CIX」を2024年8月に設立
- AIが業務・業界を横断し互いに連携する「連鎖型AI」によって、サプライチェーンの最適化を目指す
- NTTのデジタル技術とトライアルの小売業界の知見やデータを活かし、業界全体のSCM最適化に取り組む
日本電信電話株式会社(NTT)は、株式会社NTT AI-CIXを2024年8月に設立しました。NTTは、デジタルツイン技術を利用して業界全体を最適化する「連鎖型AI」の導入を目指し、コンサルティングからAIプラットフォームサービスまでを一貫して提供します。
コロナ禍を経て生活様式が多様化する中で、産業分野ごとの提供価値は複雑化しています。その結果、AIを活用したDXも、個別企業から複数企業や業界横断でのものへと進化し、新たな産業変革の段階に移行しています。
新たに設立するNTT AI-CIXでは、NTTのデジタルツイン技術を活用して、さまざまなAIが業務・業界横断で互いに連携する「連鎖型AI」を推進し、個別業務からサプライチェーンの全体最適化まで実現します。
NTTは、トライアルホールディングスと2024年1月22日にサプライチェーンマネジメントの共同検討に関する連携協定を締結しました。この協定を通じて、トライアルの小売業界の知見やデータとNTTのデータサイエンス技術を活用し、店舗運営や物流の効率化、顧客価値の向上を図ります。
さらに、関連するメーカや卸・小売のデータを融合し、商品カテゴリごとのサプライチェーンや購買傾向を考慮した上で流通業界全体のSCM最適化を進めています。
NTTは、これまで小売、都市開発、交通、電力、農業、ヘルスケアなど、幅広い分野において取り組んできた知見を生かし、顧客およびパートナー企業と共に社会実装を加速させていきます。また、今後も産業ニーズ・企業ニーズを捉え、あらゆる産業分野で「連鎖型AI」の活用による新たな価値創出、ビジネス創出に取り組んでいく方針です。
出典:NTT
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